一分一秒を争うような、緊急性の高い現場で働く看護師は、自覚している以上に心身が張り詰めているものだ。
緊張感の高い処置や周囲への気配りが続くと、身体は防御反応として筋肉を硬直させてしまう。
この硬直が常態化すれば、血流が悪化して老廃物が蓄積し、さまざまな身体的不調を招く結果となる。
そこに、無理な姿勢での介助や長時間の立ち仕事が重なれば、より一層筋肉の柔軟性は失われ、身体全体が凝り固まってしまう。
多くの看護師が悩まされる肩こりや頭痛は、こうした筋肉の強張りからくる代表的な症状だ。
首から肩にかけての筋肉が硬くなってしまうと、脳への血流が阻害されたり、神経が圧迫されたりすることで、重だるさや痛みが引き起こされる。
これらを放置すると慢性化し、集中力の欠如やさらなるイライラを招くという悪循環に陥りかねない。
改善するためには、勤務の合間や入浴後など、短時間でも意識的に身体を動かし、筋肉をゆるめる時間を持つことが不可欠である。
筋肉をゆるめる行動として、深い呼吸を意識しながらゆっくりとストレッチするだけでも良い作用を与えられる。
肩甲骨を大きく回したり、首筋を優しく伸ばしたりすれば、滞っていた血流が改善され、心まで軽くなるのを感じられるだろう。
また、ホットタオルを用いたマッサージなどで、外側から筋肉をじんわりほぐす習慣も取り入れたい。
緊張の連続で、ストレスが溜まっている人ほど、ぜひ日常の中にゆるめる時間を持つようにしてほしい。